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樹脂ブロックの成型方法

弊社の樹脂ブロックには2種類の成型方法があります。

1.積層式

2.射出式

1.の積層式はペレットを加熱、加圧し溶かして層を重ね厚みを増していく方式

2.の射出式はノズルから溶けたプラスチックを流し込みながら厚みを増していく方式

両方とも弊社独自の温度、圧力制御によって樹脂ブロックの成型を行っています。

どちらの方式が適しているのかも含めてテストを実施しています。


高機能プラスチック展 出展検討してみる

PS樹脂ブロック
PBT樹脂ブロック

弊社の樹脂ブロックはホームページに載せているだけの状態ですのでまだまだ知名度が低い状態です。

なにか展示会のようなものがないのかな?と思って検索すると「高機能プラスチック展」というのがあるらしい。

関西と東京の2ヶ所で開催されるそうで

関西は6/23~6/25 東京は12/8~12/10 となっていました。

樹脂ブロックでも出店できるのかどうかわかりませんが・・・

コロナの影響も気になるところですが出店資料を取り寄せてみようかな。

https://www.plas.jp/ja-jp.html


樹脂ブロック・反り発生とアニール処理

樹脂ブロック

成型した直後の樹脂ブロックには「ソリ」があることが殆どです。

樹脂の種類によってその大きさもまちまちですが、写真の樹脂ブロックの場合は

ブロックの切削加工時の熱によっておよそ6mm程度の「ソリ」が発生しています。

特にグラスファイバーが入っている樹脂ですとソリがきつく現れる傾向にあります。

弊社ではこのソリをなるべく抑えるために「アニール処理」を実施しています。

「アニール処理」は温度と時間が重要ですが、全く反らない状態にするのはとても難しいです。

上の写真のブロックでは、切削加工を始めたところ反り始めたので、加工を途中でやめてアニール処理をかけたところソリが余計にきつくなりました。orz


PA66樹脂ブロックの色むら

ナイロン系樹脂の場合は色むらが発生してしまいます。

これは樹脂を溶かす際、空気に触れ変色する性質がある為です。

今のところ弊社の機械では真空状態で成型が出来ない為、PAの樹脂ブロックをお求めのお客様には色むらの懸念をお伝えしてご検討いただいております。

現在、色むらを防ぐ為、成型機の改良を検討しております。

ナイロン色むら事例
ナイロン系樹脂の色むらサンプル(黒系は目立ちません)

樹脂ブロック販売 株式会社エイ・ティ・エル


樹脂ペレットの手配について

樹脂ペレットについてですが商社(メーカー)より
銘柄にかかわらず原料の高騰等により入手が困難な状況が続いている
との回答を得ました。

情勢的に小ロット入手は難しいのかもしれません。
当面の間、樹脂ブロックは「お客様より御支給いただく材料」で製作を行うという事になってしまいそうです。


樹脂ブロックの仕上げについて

弊社の樹脂ブロックの「仕上げ」についてご説明させて頂きます。

上図で上下面(厚み方向)は標準でマシニングセンターでのフライス処理仕上げとなります。

それ以外の面に関してはコンターマシン(のこぎり)でのカット仕上げとなります。

フライスとコンターマシンの仕上げ面の差を下の写真でご確認ください。

樹脂ブロックをご注文下さるお客様の殆どは、切削加工にご使用される為ほとんどの場合はコンターマシンで問題ないようです。

「一切加工は必要ないから安くしてほしい」とご要望を頂くことがあるのですが、

型の周囲はどうしても使えない部分が出来てしまう為、フライスをかけながら品質を確認します。

コンターマシンでのカット面についても場合によってはフライスをかけることもあります。

どうしても6面フライス加工が必要な場合はオプションで承ります。

フライス面の加工精度は+0.3~0.5mm コンターマシンでの加工精度は+2~3mmですので

加工精度や直角度をお求めの場合は6面フライス加工をお勧めします。


アニール処理

弊社の樹脂ブロックは「アニール処理」を実施しておりますが、

グラスファイバー入りの樹脂は樹脂ブロック成型時にソリが大きい傾向にあります。

切削加工時にも熱や残留応力の影響を受けて反ってしまう事が多々あります。

平面をならそうとしてフライス処理を行っていると 凹にソリが出てきます。

これをひっくり返してまた削ってみるとまた凹にソリが出てきます。

弊社の樹脂ブロック製造担当者もいろいろ工夫をしているようですがなかなか完全には取れない様子。