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樹脂ブロックの型サイズ

弊社の樹脂ブロックは400×250の型から厚みを増してブロックを作っています。例えばあるお客様が150×150×20mmのブロックを作りたいとします。

PBTの樹脂ブロック(板)

型のサイズは基本的に400×250だけなので20mmの厚さのブロックを作る為の設定を成型機にセットします。

例えば厚さの設定は30mmとかになります。

型の周囲は樹脂が溶けにくかったりヒケが発生する為、成型機から取り出した樹脂ブロックを見て使えないところをコンターマシン(のこぎり)で落とします。例えば落とした結果、350×200×30mmのブロックになります。

350÷150=2.3≒2

200÷150=1.3≒1

つまりお客様のご要望サイズの樹脂ブロックが2枚取れることになりますね。

このことをお伝えすると「じゃあ350×200×20mmのブロックを1枚欲しい」

となることがありますが実際にそのサイズが取れない事もあります。

なぜかというと厚み方向のソリの影響を考慮しなければならないからです。

大きい1枚のブロックを作るにはソリの影響を考慮して成型機の厚みを30mm以上にしなければいけない場合が出ます。

例えば150×150×20mmの場合には厚さ30mmの設定でよかったとしても

350×200×20mmのブロックを作るには厚さ45mmの設定が必要になることもあります。

厚さが増えると樹脂ブロックの製作難易度は急に上がります。

また厚みに関していえばあまりにも薄いブロック(板)は加工難易度が上がりますので厚さは10mm程度以上からとお考えいただけると幸いです。


樹脂ブロックの仕上げについて

弊社の樹脂ブロック型のサイズが400×250で厚みを増しながら成型を行っております。

成型直後の樹脂ブロックは型の周囲部分にヒケや汚れなどがありますので

実際には型のサイズ通りには作れません。

樹脂ブロックをご希望のサイズにする時は厚みはマシニングでフライスをかけますが、ご希望のサイズにするにはコンターマシンでのカット仕上げが標準となります。

コンターマシンでのカットの場合はのこぎりで切っているので写真の様に荒い切断面となります。

マシニングで仕上げると上の写真の様に表面はなめらかになります。

弊社ではコンターマシンでのカットは無償で行っております。(2面フライス+コンターマシンカット)

6面をマシニングで仕上げたい場合にはオプションとなります。

弊社で樹脂ブロックの品質を確認する意味でマシニングをかけることもあります。

多くのお客様は弊社の樹脂ブロックから切削加工で試作品を削り出しているご様子なのであまり仕上げについては問題になされない場合が多いですね。


樹脂ブロックの成型法

弊社の樹脂ブロックの成型方法には2種類あります。

1.ペレットをヒーターに押し付けて層を重ねる「積層方式」

2.ペレットを溶かしてノズルから射出しながら厚みを増す「射出方式」

どちらの方法も圧力や温度を適切にコントロールしながら厚みを増していきます。

樹脂ペレットの特性に応じて2つの成型方法のどちらが適しているのかを見極めて製作しております。

写真はPSの樹脂ブロック


樹脂ブロック整形の様子

成型が終了した樹脂ブロックはアニール処理を行い、

その後マシニングセンターなどを使用して形を整えます。

成型機の方の大きさは400×250mmでだんだんに厚みを増していきますが

樹脂ペレットの種類によって「溶けやすさ」や「流動性」が異なる為

ブロックの外周部はどうしても「ヒケ」などが発生してしまいます。

切削材料として使えない部分はコンターマシンやマシニングセンターで落とします。

様々なペレットで樹脂ブロックの製作ご依頼がありますが最近多いのはガラス繊維の入った素材です。

GF入り樹脂ブロックのご依頼お待ちしてます。